サーバー冷却ファンの強化
HDDが高温になる
自宅鯖のHDDが室温34℃くらいになると、50℃を超えるものが出てしまったのでケースファンの強化を行った。
改修前はジャンクの140mm CPUファンを流用していた。静穏性よりも冷却性が欲しいので、120mmファンは山洋電気の「F12-PWM」、140mmファンは親和産業の「速風SH1425D-PWM20」をチョイスした。風量をPWM制御できるので高温時にしっかり冷却できる。
## SpeedFanを使用してHDDの温度によりファンを制御
[SpeedFan]をダウンロードしてインストール。各種設定を行っていく。
1. 言語設定
「Configure」>「Options」> Languageを「Japanese」にしてOK
2. 温度制御設定
メイン画面の温度表示を整理するためと、どの温度センサーでファンを制御するかを決めるために設定する。
「設定」>「温度」タブでまず表示する温度センサーのみチェックを入れる。次に[+]をクリックすると、その温度センサーで制御するファンを選択できる。
温度センサーをクリックすると、「要求温度」と「警告温度」が設定できる。温度センサーが警告温度になるとファンの回転数が「スピード」タブで設定した最大値に回転する。
3. 最小回転数設定
「設定」>「スピード」タブでファンを選択すると、ファンの最大、最小値を設定できる。「変化量の自動化」にチェックを入れておく。
4. 詳細なファン制御
「設定」>「FanControl」タブで「Advanced fan control」にチェックを入れると詳細なファン制御が行える。「Hysteresis」は例えば、2℃に設定すると、センサー45℃で70%回転していたファンが、冷却によって2℃以上下がった(43℃になった)時、はじめてファンの回転数が落ちる(44℃でもファンの回転数が下がらない)ようにできる。
最小を33℃、最高を48℃にしてヒステリシスは2℃
温度勾配は0 0 15 16 17 18 20 24 30 39 49 60 72 84 100 100 とした。
5. 詳細設定
「設定」>「詳細設定」タブでファン制御を行っているチップを選び、設定値を「Manual」に変更し、「記憶する」にチェックを入れる。
最後に「ファンコントロール自動化」にチェックを入れて終了。タスクスケジューラでスタートアップ起動するようにしておけば、HDDの温度センサーからファンの回転を自動で制御できるようになる。